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2013年7月25日木曜日

ハイキング@那須岳

夏山シーズン到来と言う事で、本格的に登山してみましょう!!と思い立ち、登って来ました那須岳です!!


今年からちょこちょこと山登りを始めましたが、如何せん茨城県、大きな山が少なく、本格的な登山を求めると必然的に他県に目を移さなくてはならず、中々動き出せませんでしたが、夏季休暇を機に行ってみましたぞぃo(^_^)o

那須岳は、栃木県と福島県に跨る山の総称で、主な峰として茶臼岳、朝日岳、三本槍岳があるそうです。特に主峰とされている茶臼岳は現在進行形で噴気活動をしている、いわゆる活火山で、そのおかげで周囲は温泉が豊富な地域でもあります

出発は登山前日の夜八時。今まで筑波山ぐらいの登山しかしていなかったので、一週間前から入念に準備をして、結構なハイテンションで仕事から帰宅後、犬の散歩・風呂・夕食と何時もの三倍のペースでこなし、いざ、那須へ出発進行‼

因みに、出発の四時間前に、那須に大雨洪水警報が出てましたとさ(´・Д・)」

今回は初めての那須岳ということもあり、無難に那須岳登山口からのアタックと考えていたので、那須岳駐車場に車を停め、朝まで車中泊です

そしてAM7:00起床し、、、雨降ってやんの(´Д` )

ちょっとこの時点で挫折しそうになりましたが、三連休初日であるからか、結構な人達が既に登山を開始しているのを見て勇気百倍!いそいそと出発の準備を整えていきます

購入後、初めて袖を通すレインウェアに身を包み、篠突く雨の中、いざ出発です!!

と、いきなり登山口に鳥居と狛犬さんが!

どうやら明治から昭和初期にはこの地に那須硫黄鉱山として硫黄の精錬所があり、鉱山社長が、毎日火口へ硫黄を採集に行く鉱夫の安全を祈るため、登山口に「山之神」の祠を建てたそうです

山の神様に登山の無事を祈って、改めて登山道へ

生い茂る木々の中をしばし進んでいくと、ゴツゴツとした岩場が姿を現し始めます
それとともに結構な強風が(;・∀・)

コンディションは決して良くありませんが、視界の側に雄大な朝日岳が入ると気分は否が応にも盛り上がってきます

茶臼岳は残念ながらガスが凄そうです

駐車場から40分くらい歩いたでしょうか?峰の茶屋跡に到着しました
此処から左手に進むと茶臼岳、右手に進むと朝日岳になります

雨は小降りでしたが、強風というより突風の中、小休止です

先ずは予定通り茶臼岳へ

遠目からでも噴煙が上っているのが見えます

早々に緑は交代し、岩と土の世界に

途中切れ目もありましたが、基本的にはガスで白い世界Σ( ̄。 ̄ノ)ノ残念ながら風景は望めません(ー ー;)


更に山頂へ近づくと赤茶けた世界に!確かにこれは火星のような世界、というのがぴったりな表現です

そして着きました、茶臼岳山頂です(^O^)

山頂には、麓の那須温泉神社の奥宮である「那須岳神社」が鎮座しています

ポーズをとっている人も多く、神社というより、登山の目的地、山頂にあるランドマークという扱いなのかな?

ここまでの無事の感謝と、ここからの無事を祈願し、神社を後にします

ここからまずは峰の茶屋跡に戻ります

山頂は殆ど風がありませんでしたが、峰の茶屋が近づくと途端に強風へと変わります

途中でガスが切れ、若干遠くまで見渡せました。雲海というほどではないですが、雲が下にあります

峰の茶屋跡から朝日岳へ向かいます


茶臼岳までの登山道はそれほど苦にならない、どちらかと言えば安全な道でしたが、朝日岳への道は本格的な登山道へと姿を変えていきます


人一人分程度の幅の道を行ったかと思えば、

険しい岩場が現れ、

更に鎖場まで出てきますΣ(・∀・;)

山登ってんだなぁと当たり前のことに耽っていると、突然突風に煽られるので、気が抜けない道が続きます。と言うより、さっきまでほとんど止んでいた雨が・・・

途中で引き返すことも覚悟しながら進んでいきます

そして「朝日の肩」までやって来ました!

突風がと、言葉で書けばそれまでですが、自分が生きてきた中で一番じゃないのだろうかという強風に遭遇(´Д`)身体が浮くって、やばくないかしら・・・

一応、朝日岳山頂がすぐそこなので、そこまで登っていきます

朝日岳山頂です

最早景色などあってないようなものです。風はそこまで酷くはないですが、雨がいよいよ本降りになり始めてしまいました(;_;

それでもこれだけ見えるので、晴れていたらきっと絶景なんでしょうね

再び激烈な風の吹き交う「朝日の肩」に

ここから更に進むと「三本槍岳」へと行くようですが、相変わらずの風に横なぐりの雨が加わった時点で今回はここまで、安全に下山できる内に戻ることにしました 
まあ、怪我をしては元も子もないので、楽しみは次回へ残しておきましょう


さて、とは言いつつも、下山するには来た道を戻らなくてはならないのですが・・・

鎖場は何とか無事に通過出来ましたが、途中の岩場がかなりの難所になりました

登っている時は良いんですが、矢張り降りは怖いです。写真を撮る余裕がなかったですが、風と雨でこの地点で多くの人が難渋してました

自分的に難所も潜り抜け、無事に峰の茶屋跡に着けました

小休止後に下山しましたが、途中で土砂降りになってしまい、下山の選択が正しかったようです

下山後には旅館の日帰り温泉で汗を流し、どうせならともう少し麓の那須温泉街へ足を伸ばします



山頂で温泉神社の奥宮に行ったので、まだ日も高いと言う事もあり、那須温泉神社へと向かいます
那須温泉神社は延喜式内社でもある古社で、平家物語で扇を射抜く那須与一所縁の神社になります
この奥には有名な「殺生石」があり、九尾の狐伝説所縁の地でもあるのですね
境内にある稲荷社も、「九尾稲荷大明神」の神額が掛かっています
なんと、狛狐の尾っぽがちゃんと九本ありました
神社の紹介はまた後日、「いざ、神社」で紹介していこうと思います

殺生石は「賽の河原」と呼ばれる場所の奥にあります

硫黄の匂いの立ち込める賽の河原を抜けて行きます

こちらが「殺生石」です

今でも有毒なガスを発生させているそうで、充分過ぎる存在感、さすが九尾の狐です

九尾の狐に殺生石は、様々な伝説に彩られています。本腰入れて調べてみても面白いでしょうね(^_^)時間ないけど・・・

登山に温泉に神社に史跡と、有意義な経験をしながら帰途に着きました

ちなみにこの次の日には伊勢の旅に突入、我ながら無茶しているなぁと


さてさて、今回は悪天候の中のアタックになってしまったので、この夏中に那須岳は再挑戦しようと思います(^O^)/

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